【こやなぎでんきが考える防災】地震が起きると起こること

こんにちは。小柳ひろみです。
道東は地震の多い地域です。
わたしの記憶に残る日常生活に影響を受けた地震は、1993年1月15日20時に起こった釧路沖地震。
その翌年1994年10月4日22時過ぎに起きた北海道東方沖地震。
そして、今回の揺れなかったけど大規模停電に見舞われた北海道胆振東部地震です。
あと、揺れも停電もなかったけど3.11も影響がありました。
その時その時で、いろいろな学びがあったし、時代の移り変わりで変化したことも多かったです。
釧路沖地震では、中標津町はそこそこ揺れましたが、特に大きな被害はなかったと思います。
停電も断水もなかったか、停電はあってもすぐに回復したように思います。
ただ、釧路への国道272が一部で使えなくなった気がします。
しばらくは迂回路での対応だったと思います。
そのため、中標津町は釧路からの物流が滞り大変でした。
道路だけでなく、釧路の問屋さんも混乱していて、商品がなかなか入荷してこなかったです。
釧路を経由して運ばれてくるガソリンもしばらく品薄だった気がします。
釧路の混乱は、その先の中標津町にも物流の乱れという影響をもたらしました。
この頃は、まだ天井から重たいガラス製のシャンデリアが付いてる家が多くありました。
この時の地震で、釧路の方が落下したシャンデリアの下敷きになり亡くなられたこともあり、天井直付けの軽いプラスチックセードの照明器具に交換する方が一気に増えました。
釧路の実家では、都市ガスが1ヶ月以上使えなかったと言っていました。
翌年の北海道東方沖地震の時は、揺れが激しくて家が潰れるんじゃないかと思うほどでした。
さいわい店舗に大きな被害は無かったのですが、お客様のところでの細かな被害が多くて自分の家の片付けも出来ないまま1ヶ月位大忙しでした。
この時は釧路が大丈夫だったので、物流が問題なかったので商品が滞りなく入荷してきて助かりました。
どんな依頼が多かったかというと
ストーブの灯油のエア抜き。耐震は復帰しても、激しい揺れのために灯油がエアをかんで点火しなくなりました。
ボイラーの配管手直し。激しい揺れで配管がずれて外れたり外れそうになった。
照明器具の落下のため照明器具の交換。
などでした。
この他にも細々とした依頼がありました。
人数にも限りがありますし、1日に行ける件数も決まっています。
ひとつひとつは本当に些細な依頼で、時間もかからないのですが尋常ではない数の依頼でした。
毎日、お客様に「ごめんなさい」と言い続けました。
そして、東日本大震災3.11の時は直接的な被害はありませんでした。
でも、商品が売り切れました。
・乾電池
・懐中電灯
・ラジオ
軒並み品切れが続きました。
防災意識の高まりもありましたが、関東圏で暮らす家族へ送りたいからと買っていかれる方も多かったのです。
これは予想外でビックリしました。
3.11からモバイルバッテリーの存在にも、徐々に注目が集まってきました。
でも、まだまだ気にする人は少なかったです。
スマホの電源確保ということでは、今回の大規模停電がお客様の意識を変えたように思います。
必要なものは変化していきます。
でも、変わらず必要なものもあります。
・乾電池
・懐中電灯
・ポータブルラジオ
これは時代が変わっても必要なものです。
ぜひ、備えておいてくださいね。

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